このたびの水害の事後処理について

 まず、保険の適用範囲を保険加入の担当者と確認をする。・・・水災保証範囲と個別の(家財)保険などについても・・・片づけ前に被災の範囲など全景と部位なども多めに写真撮影をしておくことをお勧めします。  家屋の片づけ手順について①まず床下浸水の場合見落としがちなのが基礎内に溜まった水です。近年の住宅基礎の多くは布基礎でも、防湿や防蟻の観点から床下にコンクートを打設しているため、周囲の水が引いたと見えても土間と基礎の打継部分や貫通口などから侵入した水が抜け切らず幾日も湿気を放ち、束や根太ひいてはフロアーを腐らし、カビの発生を招きます。 したがって大雨の後などでも床下収納庫や基礎の換気口などから容易に覗けますのでお忘れなく。②床上の浸水の場合には大抵の場合泥や汚水で目立つため濡れた範囲を洗浄しますが、壁の中に封じ込められたものは見逃しがちです。殊に、外部に面した壁の中には断熱材が充填されており、一旦濡れると容易に乾燥せづ木材の腐食やカビの発生が予測されます。費用は掛かりますが、濡れたラインより2〜30センチ上部をメクリ断熱材を取り換えることをお勧めします。この際便器やUB、キッチンなど壁裏をメクルのにひと手間要りますが工事会社と相談しながら進めることが得策でしょう。