友愛の難しさ

 尖閣諸島沖合の日本の領海内にて操業していた中国籍漁船に停船勧告をしたがこれを無視したばかりか海上保安庁の巡視船に接触したところから漁船船長を公務執行妨害で取り調べを行っていますが、中国側は直ちに日本大使を深夜呼びつけたり二国間のあらゆる外交交渉など居丈高に交渉をキャンセルしたり威圧的で有無を言わさない態度です。当然民間レベルに於いても様々な傍若無人な対応が看られますが約50前の韓国の「李承晩ライン」で多くの日本漁船が不法に拿捕され船や持ち物や命までも奪われた事を想起させます。恐らくどちらの結末にも旨い汁をたっぷり獲得する事が最終目的でしよう。こうした背景は「法治国家」になり得ない国家の欲とか統治者達の保身などにのみに囚われているからで、近隣諸国との調和や思い遣りは微塵も無いということを過去の歴史から知っておくべきでしょう。利権欲は止まるところ無くいつまでも何処までも果てしなく・・・欲どうしいのはこちらの方も同じで、今や工業・科学・ITなどあらゆる産業が目先の儲け話に専心しています。ルールを護ることをしない国を相手に儲けようとは余程勇気のあることかも知れませんが? 友達関係でも国家間でもお互いがルールを守り、約束をたがう事無く努め合うことが無かったなら友愛もビジネスでも成り立たないと思います。