とある神社建物の沈下

 山の斜面に建つ神社(間口三間*桁行き六間)の周囲は樹木が生い茂り、風雨が強いとその地表面を動かせ地盤まで緩め、結果として建物が谷川へ傾いてきていたため之を一昨年ジャッキアップし復元させた。その後の経緯を観察していたが昨年は台風の襲来が無かった事からさして変化は観られなかったが、今年は三〜四月にかけて天候が荒れ模様の日が多くあったので心配しながら昨日、レベル測定したところ多い部分で5ミリ程度の沈下が確認された。この程度で落ち着いてくれればなんら影響は無いのだが・・・・樹木を伐採するのは極力避けたいので地表に降った雨を浸透させずスムースに逃げさせる工夫をすることくらいか対処法は見あたらない。擁壁の基礎を補強若しくはタイロット(地山にアンカー止め)の方法もあるが道からの距離と急傾斜の為予算的に難である。もう少し様子伺いしてみよう。